以下、引用。
【時事問題で楽しくマスター!使える会計知識】代ゼミがサピックスを買収して完全子会社化
市場を対象とした企業戦略論の一つに、
「アンゾフの成長マトリックス」という有名な理論があります。
アンゾフによると、企業が市場の中で売上を伸ばして
行くパターンとして、次の4つが存在します。
パターン1「市場浸透戦略」
…同一製品・同一市場で、他社との競争に勝つことでシェアを高める。
しかし、日本の少子化社会のように、他社との競争による
シェアの拡大に限界が見えてきた時、企業はさらなる成長への
ベクトルとして、次の2方向へのシフトを検討する段階に至ります。
パターン2-1「新製品開発戦略」
…現在のお客さんに対して、新製品を投入して売上を増やす方法です。
自動車のモデルチェンジとか、パソコンソフトのバージョンアップ
などは、この典型例ですね。
パターン2-2「新市場開拓戦略」
…現在の製品を新しいお客さんの層へと拡大投入することで売上を
増やす方法です。
海外展開が典型例ですが、ファストファッションのしまむらが
以前の比較的高めの年齢向けの婦人服飾ビジネスから、若年層への
訴求への転換に成功したという戦略は、この新市場開拓戦略の
ケーススタディーになるのではないか、と思っています。
パターン3「多角化」
…新製品開発や新市場の開拓に限界が見えたとき、次に企業が
取りうる手段として、経営多角化戦略があります。
なお、この多角化戦略は、さらに次の3つに分けられます。
(1)水平型多角化
同じ分野で事業を拡大。(例)ホンダがバイクから自動車に進出
(2)垂直型多角化
製造の上流または下流に手を伸ばすやり方
(例)ユニクロが小売形態から独自ブランドによる企画・製造に
乗り出す(SPA業態)。
(3)コングロマリット型多角化
まったく新しい製品を新しい市場に投入するやり方。
(例)ソニーが銀行業に進出するなど。
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