規範
・社会規範:社会のルール。社会あるところにルール(規範)あり。
規範の【例】:
法、道徳、慣習、宗教
規範の機能は以下。
法規範
・規制対象:人の外部的行為
・国家権力による他律規範
法規範の3種類の機能
1.行為規範:
人の行為の規律
2.裁判規範:
行為規範を守らなかったときの解決基準を示す。
3.組織規範:
統治機構に関する規定等、直接には人の行動を規律しない組織に関する準則。
法規範の特徴
・人の行為選択の基準となりうる
・国家によるサンクションを伴う
・社会秩序の維持を目的とする
【例】契約書
・紛争処理規範
・道徳規範
規制対象:人の内面
自立規範
・宗教規範
【例】隣人を愛せよ
法の分類(法源)
・制定法⇔判例法
・成文法⇔不文法
・慣習法、事実たる慣習(民92)(法的確信の有無の違い)
慣習法の成立要件:繰り返し行われていること、法的確信が形成されていること
・条理=ものの道理 cf. 裁判事務心得3条
・公法:「公的機関」の設立と運営に関するルール
【例】憲法→国家機関と機関の構成員たる公務員について規定
・私法=市民社会の法
歴史的にみれば、国家機関の関与・介入の必然性はない。
私人間紛争について、サンクションを公平・確実に実施する機関という消極的役割を期待されていた。
→民事不介入の【理由】、民事裁判における消極的介入の一側面の説明となる。
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